便利な角形フィルター!!
Sigma 14mm を使用していると悩まされるのがフィルター問題でした。
長時間露光をやりたいときや星を撮るときにソフトフィルターかけたいときなどなど…
現像でなんとかできるものもありますが、可能であれば撮影の段階である程度画は完成させておきたいものです。
そんなわけで角形フィルターの導入に踏み切ったのですが、想像以上に使いやすく驚きでした!
導入に迷っている方、マジで早く買ったがいいですよ…!!
ここが凄いぞ角形フィルター!
今回導入した角形フィルターは KANI さんの商品でした。
本当にたまたまだったんですが、迷っているときに近くで展示会やってまして。
実物を購入前に確認できたのと、素晴らしく丁寧な対応が購入の決め手でした笑
購入から使用までちょっと間が空いてしまいましたが、先日ようやく撮影に投入できました。
使ってみた感想ですが、
使い回しができる
円形フィルターでもできるわ!!って言われそうですが、角形フィルターはもっと汎用性があります!
KANI さんの角形フィルター固定用アダプターは共通のものとなっています。
アダプターの取り付け方がレンズによって違うという仕組みですね。
実際に自分の星撮り環境だと、
- Sigma 14mm(フィルター付けられません)
- Sony 24mm(フィルター径67mm)
- Sony 50mm(フィルター径72mm)
を使う可能性があります。
24mmと50mmはフィルター径が異なる上に、14mmに至っては付けることすらできません。
これらが全て共通のアダプター経由でフィルターを取り付け可能になります!
円形フィルターだと、
- 径が合う円形フィルターを買う
- ケラれ覚悟でステップアップ/ダウンリングを使う
しか方法がありません。
個人的には、フィルターの共通化は凄いメリットだと感じています!
ちなみに、KANI さんのシステムでは広角域までは極薄ステップアップリングを経由して汎用取り付けアダプターを用います。
14mmのような超広角域のレンズには専用設計の取り付けアダプターを用います。
自分の環境では下記のアダプターを購入することで共通化ができました。
素早く簡単な入れ替え
角形フィルターは取り付けアダプターにスライドして入れることで取り付けます。
円形フィルターだと回して取り付けることになるので、地味に手間かかりますよね。
また、KANI さんの取り付けアダプターはホールド力が硬すぎず緩すぎず、とてもいい塩梅でした!
さらに、1枚目の角形フィルター取り付け位置にはアダプターとの接触面に薄くゴム系の素材が使われていました。
角形フィルターに傷が入らないような仕組みになっているようですね。
高価な物なので、こういう細かい部分がしっかりしているのはとても嬉しいです…!
汚れが取りやすい
展示会で見たときに、わりと指紋が残っていたのでちょっと懸念していた部分でした。
同時期に発売された Nisi さんの角形フィルターは指紋が残りやすいとも聞いていましたし。
実際に使った後で確認してみると、指紋はほぼ残っておりませんでした!
しかも、残っていた指紋もクロスで拭くと一瞬で取れるほど…
メンテナンス性が高いのは嬉しいですね。
あとは経年劣化によるコーティングの剥がれがどんだけ早いかかなと思います…!!
ここが難点だぞ角形フィルター!
こんだけメリットがあるのに、あまり広まらない印象の角形フィルター…
実際に買ってみて感じたデメリットは確かにありました…
初期コストがかなり高い
これはもう仕方ないことなのかもしれませんがとにかく高いです…
円形フィルターはそのものを買えばおしまいです。
対して角形フィルターは、
- 角形フィルター固定用アダプター
- 取り付けアダプター
- 角形フィルター
の3点を買う必要があります。
これがどれもなかなかのお値段になってまして…
さらに角形フィルター1枚も結構な価格…
なので、様々な口径のレンズに円形フィルターを付けることにならない限り角形フィルターの方が高いと思います。
おまけに、使用するレンズによっては100mmの角形フィルターではなく150mmのものが必要になる可能性もあります。
自分の環境ですと、Sigma 14mm が150mmの角形フィルターでないとケラれます。
おかげでフィルター1枚の価格が100mmと比較すると1万円近く違います…
超広角レンズでフィルター使いたい場合は諦めるしかありません。
が、広角ぐらいのレンズであれば導入の前に少し悩んだ方が良いかもしれませんね。
レンズ交換が面倒になった
これは運用の仕方ゆえにしょうがないやつですね笑
共通化してるせいでレンズ交換にもフィルターを使用する場合、
- 角形フィルターを外す
- アダプターを外す
- レンズを交換する
- アダプターを付ける
- 角形フィルターを付ける
という手順になります。
角形フィルター、アダプター共にそこそこ大きいので付けたままは大変危険です。
落としたらまず割れます。
撮影機会と諭吉さんを諦めなくて良いよう、運用は慎重にいきたいですね…笑
角形フィルターは便利でした!
メリット、デメリット共にありましたが、自分は間違いなく導入して良かったと思いました。
- 超広角レンズでフィルターを使った撮影が可能
- フィルターの共通化
この2点がとても良かったですね。
レンズの付け替えの手間は増えましたが、そもそも風景撮りで使用することが大半だと思います。
なので、時間はあまり気にしなくて良いというのも理由の1つかなと思います。
導入を迷われている方、導入して素晴らしい撮影経験をしませんか!!
今回購入したのはこちら!
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